解体工事における「散水」とは?その目的と重要性を解説!【大阪アスベスト工事ブログ】
こんにちは!
建物の解体工事を行う際に欠かせない作業のひとつが「散水(さんすい)」です。
現場で水をまいている光景を見たことがある方も多いと思いますが、実はこの散水、環境保全や安全対策の面で非常に重要な意味を持っています。
本記事では、散水の目的や方法、注意点についてわかりやすく解説します。
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🔹散水の目的は「粉じん(ほこり)対策」
解体工事では、建物を壊す際にコンクリートや木材、石膏ボードなどの粉じんが大量に発生します。
この粉じんが周囲に飛散すると、近隣住民の健康被害や車・建物の汚れ、環境汚染の原因となります。
そのため、作業中に水をまくことで粉じんの舞い上がりを抑えるのが「散水」です。
水分がほこりを吸着して地面や瓦礫に落とすことで、空気中に広がるのを防ぎます。
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🔹散水の方法とタイミング
散水の方法は、現場の状況によって異なります。
一般的には以下のようなケースがあります。
• 重機解体時の散水:
油圧ショベルの先端や作業員の近くにホースを設置し、常時散水。
粉じんが発生する瞬間を狙って水を噴霧します。
• 手作業解体時の散水:
人力で壁や天井を壊す場合、作業者が直接ホースを持って散水します。
• 搬出時の散水:
トラックに瓦礫を積み込む際も、再び粉じんが舞い上がるため、積込場所・車両周辺にも散水を行います。
• 道路・周辺清掃時の散水:
現場前の道路にも水をまいて、通行車両への影響を防ぎます。
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🔹アスベスト除去工事では特に重要!
特にアスベスト(石綿)を含む建材の解体・除去では、散水がより厳格に求められます。
作業中にアスベスト粉じんが飛散しないよう、作業前から十分に湿潤化し、
解体中も常に濡れた状態を保ちます。
このとき使用するのは、微粒子ミスト(霧状)噴霧器や高圧洗浄ノズルなど。
レベル1作業では、作業区画外への漏洩防止のため、
「負圧養生+散水+湿潤化管理」が三位一体で実施されます。
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🔹注意点とポイント
1. 過度な散水はNG
水のかけすぎは足元のぬかるみや機械の滑りを引き起こします。
適度な量を維持するのがポイントです。
2. 凍結・気温対策
冬季は凍結の恐れがあるため、散水時間を調整したり、ぬかるみ防止材を使用します。
3. 近隣配慮
隣接する敷地や車両、通行人への水の飛散にも注意が必要です。
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🔹まとめ
解体現場で行われる「散水」は、単なる作業の一環ではなく、
粉じん飛散防止・環境保全・安全確保のための欠かせない取り組みです。
とくにアスベストを含む建物では、
「湿潤化=飛散防止の第一歩」として法令でも義務付けられています。
株式会社不二商栄では、
現場環境と安全を第一に、適切な散水・湿潤管理を徹底しています。
安心・安全な解体工事をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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